
2026年 年頭所感
一般社団法人屋内緑化推進協議会会長 前田 悟
一般社団法人屋内緑化推進協議会 年頭の会長挨拶
皆様、新年あけましておめでとうございます。旧年中は多大なるご支援ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年は、当協議会が一般社団法人として活動を開始した初年度でした。おかげ様をもちまして、皆様の積極的なご参加と熱意ある活動により、多岐にわたる事業を成功裏に推進できたことに深く感謝申し上げます。
特に、屋内緑化の質の向上を目指した屋内緑化コンクールの開催や、流通・需要の拡大に貢献する全国屋内緑花需要開拓協議会の取り組みは、業界全体の発展に大きく寄与いたしました。また、グローバルな視点を持つため、中国広州の産地視察など海外研修を実施し、新しい培地や栽培技術に関する最新の知見を深めることができました。
さて、私たちを取り巻く社会情勢は、今、気候変動の深刻化という喫緊の課題に直面しています。屋外での植物栽培環境が厳しさを増すなか、「都市の緑をいかに守り、持続可能にするか」という問いに対し、屋内緑化の役割は決定的に重要になってまいりました。同時に、人々の健康、ウェルビーイング(心身の充実)、そしてサステナビリティへの意識は劇的に高まり、オフィス、商業施設、住居といったあらゆる生活空間において、室内での緑へのニーズは、もはやインフラとしての重要性を持ち始めています。
特に、バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)を取り入れた緑化は、全国各地で加速する都市再開発や、企業による人的資本経営の推進において、生産性向上、ストレス軽減に直結する要素として、その導入がさらに一層図られるものと確信しております。この巨大な市場ニーズと期待に応えるため、今年度は、業界が一体となったイノベーションの創出と体制強化を重点課題としてまいります。
まずは、2027年横浜国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)開催に向けた準備を本格化させ、屋内緑化の価値を国内外に力強く発信してまいります。そして、市場の期待に応えるためには、新しい植物の種類や、高性能な生産技術・機材・資材の開発、そして洗練されたデザインといったイノベーションが不可欠です。このため、未来を担う若手人材の育成を最重要課題と捉え、全国各地での勉強会や、「緑の効用」、最新技術面のセミナーを拡充します。さらに、不動産、IT、建築、医療といった異分野・他業種との連携を一層深め、屋内緑化市場の新たな可能性を開拓してまいります。
本年度も、多岐にわたる事業の成功には、皆様の温かいご支援ご協力が不可欠です。当協議会は、**「緑が人々の暮らしと社会を豊かにする」**という使命を胸に、一丸となって邁進していく所存です。つきましては、屋内緑化のさらなる推進に向け、新規会員の募集も積極的に行っております。業界の発展にご賛同いただける皆様の、積極的なご参加を心よりお待ち申し上げます。
皆様にとって、本年が公私ともに素晴らしい飛躍の年となりますよう心よりお祈り申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
会長 前田 悟